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今から100年ほど前、1922年(大正11年)に紀州(和歌山県)から大阪へ出てきた初代山本繁一により当社は創業されました。以来アルミニウムのリサイクルをコア事業とし、第二次世界大戦後の1948年に現在の株式会社大紀アルミニウム工業所として再設立され、一貫してアルミニウムの静脈産業として今日に至っています。

 

アルミニウムの合金としての特性とその軽量であるという優位性から日本の自動車産業の重要素材として採用され、自動車産業の成長と共にその影のように寄り添って幸せな成長を遂げてきました。

 

バブル崩壊後の1990年代以降は日本経済の混迷の影響で当社も低成長に陥りましたが、勃興していたアセアン諸国や中国への進出を次々と行い、2020年に完成されたインド工場(DAH)を含めいつの間にか11か国に及んでいます。

 

もともとリサイクル産業は地域性の高い性格のものですが、現時点の当社の展開は先進国の都市鉱山スクラップを最適な消費地で加工するというグローバルなネットワークを基盤としています。最近では中国経済(自動車生産)の拡大と共に当社グループに匹敵する規模のアルミ合金グループが中国にも複数存在していますが、こうした広がりを持ったグローバルな展開は当社の特色であると自負しています。

 

リニューアルされたこのHPでは多くのスペースをSDGsに関連した当社の取り組みに割いています。1990年代中ごろに<G&G(グローバル&グリーン)>を当社の目指す戦略的キーワードとしてからグリーンは当社グループの大きな達成目標であると位置付けています。リサイクル産業ではいかにスクラップ由来の諸問題を制御・抑制し環境を守っていくかが問われます。長い経験とノウハウに基づいたリスク管理力に最新の技術・設備を導入することでカーボンニュートラルな社会へ向けての流れに参画できるのではないかと考えています。

 

ここ数年コロナ禍も含めてダイナミックな経済社会の変化が起こり続け、その趨勢は更に加速していくと思われます。大紀アルミグループは今後も新たな事業環境に柔軟かつ果敢に取り組んで積極的な展開をして行きたいと考えています。

 

引き続き、温かいご理解とご支援を賜りますことをお願い申し上げます。

 

 

代表取締役 社長

山本隆章