当社社長、日本アルミニウム合金協会会長に就任

 当社社長山本髀ヘは平成15年5月20日に社団法人 日本アルミニウム合金協会の会長に就任し、会長として次の要旨の挨拶をいたしました。また、同協会は同日、創立30周年記念式典を東京都千代田区のパレスホテルで開催されました。


挨拶の写真

社団法人 日本アルミニウム合金協会の概要

住所
  〒110-0016
東京都台東区台東1−14−11(藤野ビル4階)
TEL:03-3835-9604
設立等
  昭和47年12月
 日本アルミニウム合金協会を任意団体として設立
  昭和49年11月
 社団法人としての創立総会の開催
  昭和49年12月
 社団法人の認可
     社団法人日本アルミニウム合金協会として発足
役員
  会長
 山本髀ヘ((株)大紀アルミニウム工業所 代表取締役社長)
副会長
 越智 桂((株)エム・シー・アルミ 代表取締役社長)
副会長
 太田紘一(サミットアルミ(株) 代表取締役社長)
副会長
 佐藤薫郷(日本軽金属(株) 代表取締役社長)
会員数
 
正会員  33社
賛助会員 9社・2団体
ホームページアドレス
  http://www.jara-al.or.jp/

 

 

 

 

 





 新会長に選任されました山本でございます。
これからも皆様のご協力を賜りたく、宜しくお願い致します。
また、前任の越智会長におかれましては、一年間リーダーシップを発揮して協会を引っ張って頂き有り難うございました。

 越智会長は、たまたまアメリカから帰って来られて、しかも急なバトンタッチで会長職につかれたという、非常に希有な体験をされました。 アメリカに長くおられたから、いわゆる日本的な協会・業界活動などにはなかなか馴染めないのではないかと危惧しておりましたが、ダイオキシン類問題といった業界としての対応を余儀なくされた課題が多かったこともあり、非常にうまく対応していただいたと同時に、日本的な形での協会活動といったものの良さも御認識頂いたのではないかとも思っております。

 合金協会の会長職は、大手4社が輪番制で一年毎に務めることを約10年前に申し合わせで決めました。これは、世の中の移り変わりが非常に激しかったことや、会長職でないからといって楽をしないで欲しいといった意味合いがあったのではないかと思います。そのため、4年毎に会長職が回ってくるわけですが、良い面もあるし、また、悪い面、即ちマンネリ化に陥りやすいといった懸念もあります。
 また、この協会も30周年を迎えることとなりました。30年間も続いていることで、会の存続だけが自己目的になりがちで、マンネリ化し易い側面を孕んでいるとも思います。

 しかし、色々な事が起こりますので、マンネリ化している余裕は無く、むしろ、会員自体が必然性を持って取り組まなければならない課題・難問が雨・あられのように降り注いで来ているのが、現状だと考えます。
 たまたまここ4〜5年は、ダイオキシン類問題に対して、社会的に我々としてどのように取り組むかということが要求されたわけでありますが、これからもどんな問題が出てくるか予想もつきません。例えば、イラク問題が終わるとすぐにSARSという問題が発生しています。また新聞を開けてみますと、大手銀行が政府からの金融支援を受けなければならない、といった具合に何が起こるか分かりません。

 ある意味では面白く、非常に変化に富んだ世の中だとも考えられますが、協会の一員としてそういう問題をどのように掬い取り、また受け止めて、それを問題化し、対応して行くかといったセンスが大切になって来るのではないかと思います。
 現在、会長・副会長で協力して、必死になって対応しているつもりではありますが、4社だけでは限界がございますので、皆様方から大いに問題を提起していただき、この協会・業界活動をさらに活性化して行かなければならないのではと思っております。
 事業報告書に、非常に厳しい環境にあると書かれております通り、現実的に厳しい事業だと感じております。ただ、見方を替えますと、それなりに何とかやっていける事業であり、また社会的に必然性のある事業だとも考えます。

 色々な産業が空洞化されつつありますが、自動車、アルミ缶といった私共の需要家産業は日本で生産し続けられる確率は非常に高いと思っております。自動車産業の場合、海外でも展開がなされると予想されますが、同時に、国内でもアルミを使用しての部品その他は今後も生産し続けられると思えます。これは軽量化という課題があるからだろうと思います。
 軽量化というのは、当業界にとっては、フォローの風でもありますが、同時にアゲインストでもあります。軽量化の背景には、排ガスの問題や地球環境に対するエネルギーの問題というものが絡んできます。これまではダイオキシン類の問題がクローズアップされて来ましたが、忘れてはならないのはC0排出抑制問題であります。ダイオキシン類の問題が一段落すると、恐らく、必ずC0排出抑制問題が我々の業界にとって大きな課題となるだろう思っております。排出に対してのベンチマークの策定、そしてそのベンチマークの改善更新といったことが求められる可能性があります。そうなりますと、一事業会社では世の中に対してうまく説明・対応しきれず、業界としての対応が必要な事態になるものと思います。

 そのような観点から、同じ事業基盤をもっている業界・集合体が@社会に対して統一した基準作りを行い、A社会との理解を得た上でうまく調和を図り、そして改善して行く、といった事が必要ではないでしょうか。もちろん、そのためには技術的基盤も共同で開発して行くべき側面も出てくると思いますが、今後も様々な面で二次合金業界での合金協会としての仕事・役割が増えるものと考えます。

 先程申し上げましたように、皆様の方から私どもに大いに問題の提起をしていただければ、マンネリ化に陥ることなく、それを活性化のネタとして採り上げ活動して行くことが出来ると考えておりますので、宜しくお願いいたします。

以上