スクラップ溶解時に発生するドロス。大紀では、そのドロスから金属アルミ(搗実)を回収した残りであるアルミ灰も、廃棄することなく有効活用しています。鉄鋼・電炉メーカーに供給し、そこでは脱酸剤や発熱剤としてリサイクル利用されています。
アルミの製錬時には、無水塩化マグネシウムを含んだアルミ処理灰が発生します。これを産業廃棄物として処理するのではなく、別 の製品によみがえらせて役立てることができないか----。私たちは研究を重ね、塩化マグネシウムだけを抽出するシステムを確立しました。 取り出された塩化マグネシウムは、排水処理剤や防塵剤として活用されています。
大紀では、公的な研究機関と共同で、アルミ分の低い残灰やダストに含まれているアルミ系成分を生かして、アルミナセメントを再生する研究も進めています。 さらに、アルミナセメントとアルミ残灰を焼成して混合することによって、不定形耐火物(キャスタブル)の製造も実現しました。他にも、焼成物を耐火レンガやセラミック製品へとよみがえらせる研究にも取り組んでいます。 産業廃棄物を“価値ある物”へと変えていくことをテーマに----。私たちの研究活動は、廃棄物の減量化・無害化にとどまらず、一歩も二歩も進んだ段階へと到達しようとしています。